2015年11月5日木曜日

そもそもHSPって?

読み物です。長い。

HSPとは…?

ちょっとだけ公式ホームページから引用。

・HSPは、お手軽に使うことのできるスクリプト言語システムです。 付属のエディタでスクリプトを書くだけで、誰にでも簡単にウインドゥズ上で動作するアプリケーションを開発することができます。 多彩な命令セットを使いこなすことで実用ツール、ゲーム、スクリーンセーバーなどを作成することができます。 

他のプログラミング言語で作る場合に比べて、恐ろしく簡単にゲームを作ることができます。

具体的にどう簡単?

他の言語に比べて、以下のメリットがあります。

  • インストールするだけで作る準備が整う
実はプログラムは、ゲームを作る前にたくさんの準備が必要です。実行する前に大量の設定を入れたり、ウィンドウを出すだけで何行もプログラムを書いたり、何個もファイルを作ったり…
HSPではそれがありません。インストーラを実行した途端、プログラムを書いて実行できます。
  • 構文ルール(プログラムのルール)が単純
プログラムを書くためには、もちろんプログラミング言語のルールに従う必要があります。変数をつかえる範囲が決まっていたり、関数を作るためのルール、呼び出すためのルールが厳しかったり…
HSPでは、かなりゆるくルールが設定されています。範囲外の変数を呼んで、使えない! なぜだ! と騒ぐ必要もないですし、ラベルを使えばプログラムの再利用も簡単です。
  • ヘルプが充実している
プログラムは、もちろん関数ごとに意味が決まっていますが、開発環境を構築しただけでは誰も使い方を教えてくれません。何か実現したいことがあったとき、本かネットの海に溺れることになります。
HSPでは、エディタでF1を押すだけで、関数の意味を教えてくれます。しかも、サンプルプログラムもついているため、具体的な使い道も知ることができます。

もちろんデメリットも?

残念ながら構文が簡単なことは、メリットだけでなくデメリットも生んでいます。

  • 自分で自分のプログラムを複雑にしてしまう(スパゲッティコード)
実は構文ルールが簡単だと、後から読んだり他人が読んだりした時に、恐ろしく読みにくいプログラムができることがあります。
(構文ルールを複雑にするのは、複数人でプログラミングしてもわかりやすくするためなのです。秩序や法律みたいなものです)
  • 単純すぎて、必要なものが足りなく感じる
他の言語を体験している人からは、構造体はないの? という声が一番上がります(体感)。関数ポインタも欲しいところですし、デバッガやエラー出力も少しぶっきらぼう。
ちょっと物足りなく感じます。
  • 動作が重い
これは本当にトレードオフの世界です。ルールを簡単にすればするほど、中の人の処理が多くなって、その分ゲームも重くなってしまいます。これは他のスクリプト言語にも言えます。

スタートを切れる言語

なんだかんだ言って、簡単なのは開発のモチベ維持につながります。
SFCやゲームボーイ、メガドライブのゲームや、1980~1990年代のアーケードゲームが好きで、そういったレトロなゲームとか、2Dのちょっと凝ったゲームを作るなら、HSPはイケるクチだと思います。
だって考えてもみてください。昔々に、オブジェクト指向とかGoogleコーディング規約に則って、お上品にプログラミングしてたなんて想像できない!

ゲームを作ってみたい、と思ったら、ぜひHSPを触ってみてください。

もっとメリットを教えて!

ココヨ…。
http://hsp.tv/make/hsp3.html

以上。

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